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育成の本質

9月15日
読了時間: 5分

本日は横浜でスクールを行いました。


今日のテーマは【相手を外す動き】。

相手のマークを外し

良い状態でボールを受けるための

「ボールを持っていない時の動き」

にフォーカスしてトレーニングを行いました。


サッカーではボールを持っている時間よりも

ボールを持っていない時間の方が圧倒的に長くなります。


だからこそ、ボールを扱う技術だけではなく


「どこに立つのか」

「いつ動くのか」

「相手からどう消えるのか」


というオフザボールの質が

プレーの質を大きく左右します。


今日、特に選手たちに伝えたのは


◉ 相手の視野に入らないポジションを取ること

◉ ボールホルダーの状況を見ること

◉ パスが出せる瞬間と自分の動き出しを合わせること


この3つです。


ただマークから離れれば良いわけではありません。

早く動きすぎれば相手に対応する時間を与えてしまいますし

遅ければパスコースそのものがなくなってしまいます。


大切なのは相手とボールホルダーの両方を観察しながら

「今」という瞬間を見つけること。


これは足元の技術とは少し違う

サッカーを理解する力です。


そして、こうしたオフザボールのトレーニングを成立させるためには

「止める・蹴る」という基本技術の質も非常に重要になります。


最近の横浜校を見ていて感じるのは

この部分が確実に成長していることです。


以前であれば良い動き出しができてもパスがズレたり

ファーストタッチでボールを失ったりして

そこでプレーが途切れてしまうことがありました。


しかし最近は、止める・蹴るの精度が上がり

簡単なロストが明らかに減ってきました。


技術が安定してきたことで

選手たちが「次のこと」を考えられるようになっています。


ボールを止めることだけに必死だった選手が

止める前に周囲を見る。

パスを出すことだけを考えていた選手が

その先の味方の動きまで見る。


こうした変化は

一見すると小さなものですが

選手としては非常に大きな成長だと思います。


そして、技術面と同じくらい最近の横浜校で良い変化を感じているのが

トレーニングに対する選手たちの姿勢です。


どんなメニューでも

その中に自分たちで「FUN」の要素を見つけられるようになってきました。


集中するところでは集中する。

競争するときは本気で勝ちにいく。


でも、その中には笑顔があり

純粋にサッカーを楽しんでいる。


この状態は育成年代において非常に大切だと考えています。


「楽しい」という言葉は

「遊び」と混同されることがあります。


しかし、本気で上手くなろうとすることと

楽しむことは決して反対ではありません。


むしろ子どもたちは

夢中になった時に最も多く挑戦します。


夢中になれば

失敗してももう一度やります。


できなかったことができるまで

自分から繰り返します。


誰かに「やりなさい」と言われなくても

ボールを触ります。

この「自発的な反復」こそが

育成年代の成長には欠かせないものだと思っています。


今日、スクール終了後に保護者の方から、

「毎週Grifo Labのスクールを息子が楽しみにしています」

という言葉をいただきました。


コーチとしてこれ以上嬉しい言葉はありません。


もちろん、Grifo Labに通ってくれている以上

選手を上手くすることは大前提です。


技術を伸ばす。

判断力を高める。

身体の使い方を改善する。


一人ひとりの特徴を見極め

その選手の可能性を最大限に引き出していく。

そこに対して妥協するつもりはありません。


ただ、それ以前に大切なことがあると思っています。


「今日もサッカーをやりたい」

「早くスクールの日になってほしい」


そう子供自身が思えることです。


どれだけ優れたトレーニングでも

子供がサッカーそのものを嫌いになってしまえば

長期的な成長にはつながりません。


逆に、サッカーに夢中になっている子供は

自分から学び

自分から挑戦し

自分から成長していきます。


指導者の役割は

答えをすべて与えることではなく

子供が自分からサッカーに向かっていく環境をつくることでもあると思います。


自分自身、ここ数年は結果や成長を求めるあまり

この当たり前のことを少し見失っていたように感じます。


「どうすればもっと上手くできるか」

「どうすれば次のレベルに進めるか」


そこを突き詰めることは

育成に携わる以上、当然必要です。


ただ、育成は効率だけでは測れません。

子どもたちが笑っていること。

悔しがっていること。

できなかったプレーに何度も挑戦すること。

そして、次のスクールを楽しみにしてくれていること。

そうした姿の中に

育成の本質があるのだと思います。


最近、スクール生と向き合う中で

自分自身も少しずつ原点に戻れている感覚があります。


上手くなるから、楽しい。

楽しいから、もっとやりたくなる。

もっとやるから、さらに上手くなる。

この循環をつくること。


それが育成年代の指導者として

何より大切にしなければいけないことなのかもしれません。


これからもGrifo Labでは

選手一人ひとりの成長に本気で向き合いながら、


「もっと上手くなりたい」

「もっとサッカーがしたい」


そう思える場所をつくっていきたいと思います。




Grifo Lab

河井

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