top of page

目指しているのは『調和』の取れた環境です。

7月21日
読了時間: 3分

本日は横浜スクールを行いました。


先週のブログでは

スクールでまず育てたいのは『楽しい』という感情であり

その先に『もっと上手くなりたい』という意欲へと

段階を上げていきたいという話をしました。


そして今日のスクールでは

その次のステップとしてゲーム形式を中心に進めました。


誰が何回勝ったのか。

誰が一番得点を取ったのか。


それらをあえて可視化し

選手同士が自然と競い合える環境をつくりました。


ここで勘違いしてほしくないのは

現段階で「勝ち負け」が重要だという話ではありません。

私が本当に育てたいものは

勝敗ではなく『調和』の取れた環境です。


ゲームが始まると

普段は穏やかな横浜火曜日クラスの選手たちから

こんな声が聞こえてきました。


「ボール出てる!」

「今のはファールだよ!」

「いや、ファールじゃない!」

「俺が点取った!」


そして、「コーチ!」と

私にジャッジを求める場面も何度もありました。

これまであまり見られなかった自己主張が

自然と生まれていたのです。


『調和』という言葉を聞くと


「譲り合うこと」

「仲良くすること」


そんなイメージを持つ方も多いかもしれません。

しかし私は少し違う考えを持っています。


本当の調和とは

お互いが意見を持ち

その意見をぶつけ合える状態のことです。


自分の考えがあるから主張できる。

相手にも考えがあるから反論が返ってくる。


そして、そのやり取りを通して

より良い答えを探していく。


これこそが健全な集団であり

調和の取れた環境だと考えています。


もちろん、それは相手の揚げ足を取ることでも

感情的にぶつかることでもありません。


「より良くしたい。」


その共通の目的があるからこそ

意見を交わす価値が生まれます。


横浜火曜日クラスは

どちらかと言えば優しく穏やかな選手が多いクラスです。


だからこそ、遠慮してしまったり

自分の考えを飲み込んでしまう場面も少なくありません。


ですが今日のように、「勝ちたい」という本気の感情が生まれると

自分の意見を言うようになります。


勝負には人を成長させる力があります。

だから勝敗そのものではなく

その過程で生まれる

感情やコミュニケーションを大切にしています。


選手たちにはプレーの中で感じたことを

できるだけ言葉にしてほしいと思っています。

ポジティブなこともネガティブなことも。


思ったことを伝え

相手の意見も受け止める。

その繰り返しが

「考える力」と「伝える力」を育てていきます。


これは私たち大人も同じです。

指導の現場でも、子育てでも、

「あれ?」と感じたことがあっても

そのまま流してしまうことがあります。


瞬発力がなかったり、

「まあ、いいか。」

そう思ってしまうこともあるでしょう。


もちろん、すべてに反応することは簡単ではありません。

それでも、一つひとつをできるだけ拾おうとする姿勢は

とても大切だと思っています。


大人が子どもの言葉や行動を丁寧に受け止めることで

子どもたちは「自分は見てもらえている」と感じます。


その意識が、言葉や行動に責任を持つきっかけとなり

考える習慣を育てます。


考えが育つから主張ができる。

主張があるから意見を交わせる。


そして、その先に本当の『調和』が生まれるのだと、私は考えています。


横浜火曜日クラスは来週振替スクールを予定しております。

お間違えのないようよろしくお願いいたします。



Grifo Lab

河井

最新記事

すべて表示
育成の本質

本日は横浜でスクールを行いました。 今日のテーマは【相手を外す動き】。 相手のマークを外し 良い状態でボールを受けるための 「ボールを持っていない時の動き」 にフォーカスしてトレーニングを行いました。 サッカーではボールを持っている時間よりも ボールを持っていない時間の方が圧倒的に長くなります。 だからこそ、ボールを扱う技術だけではなく 「どこに立つのか」 「いつ動くのか」 「相手からどう消えるの

 
 
 
指導者として大切にしたいこと

千葉でスクールを行いました。 本日のテーマは【切替え】でした。 今回は特に、オフェンスからディフェンスへ切り替わる 「ネガティブトランジション」にフォーカスしてトレーニングを行いました。 ボールを失った瞬間に どれだけ早く頭と身体を切り替えられるか。 サッカーでは攻撃と守備が完全に分かれているわけではありません。 自分たちが攻撃していた次の瞬間には守備が始まります。 その一瞬の反応が遅れるだけで

 
 
 
どの時代であっても必要な要素

本日は横浜でスクールを行いました。 今日のテーマは【トランジション】。 攻撃から守備 守備から攻撃へ。 攻守が入れ替わった瞬間に どれだけ素早く頭と身体を切り替えられるか。 サッカーでは、ほんの一瞬の切り替えの差が その後のプレーを大きく左右します。 今日はその「切り替え」を意識しながらトレーニングを行いました。 W-UPではリズム感を養うトレーニングからスタートしました。 今年1月から1DAYス

 
 
 

コメント


bottom of page