top of page

成長が止まる瞬間

8月27日
読了時間: 4分

本日は横浜でスクールを行いました。


本日のトレーニングテーマは【ターンからのドリブル】。

相手の重心を見て

その逆を取ることを目的にトレーニングを行いました。


今日特に意識させたのは

自分から先にアクションを起こすのではなく

相手の動きに対してリアクションすることです。

相手がどちらに重心をかけたのか

どちらのコースを消そうとしているのか。

その情報を見た上で、空いた方向へ素早くターンし

ドリブルへ移行することにフォーカスしました。


まだ選手たちを見ていると

相手を「見て外す」というよりも

自分のスピードや力でなんとかこじ開けようとしている場面が多くあります。

もちろん、スピードやフィジカルで相手を上回ることも大切な能力です。

ただ、それだけに頼ってしまうと

自分より速い選手

自分より身体の大きい選手と対峙した時に

一気に選択肢が少なくなってしまいます。


今日のトレーニングで伝えたのは、少し合気道に近い考え方です。


自分の力だけで相手を動かそうとするのではなく

相手が動こうとする方向や力を利用する。

相手が右へ重心をかければ左へ。

前へ強く出てくれば

その勢いを利用して入れ替わる。

相手をよく観察し

その動きと逆の選択ができれば

体格差や体重差はプレーの中で大きな意味を持たなくなっていきます。


サッカーにおける「技術」は

単純にボールを上手く扱えることだけではありません。

どれだけ高い技術を持っていても

それを使うタイミングや方向を間違えれば

試合の中では効果的なプレーにはなりません。


大切なのは

「何ができるか」だけではなく

「いつ、どこで、なぜそれを使うのか」。


相手を見る。

相手の重心を感じる。

空いたスペースを認識する。

そこから最適な技術を選択する。


この一連の流れができて初めて

自分が持っている技術を試合の中で最大限に発揮できるようになります。


そして今日は

トレーニング以外でも嬉しい出来事がありました。


礼那斗が先週、スクールで使用しているボールの空気が少し甘いことに気づき

自宅から空気入れを持ってきてくれました。

コーチからお願いしたわけではありません。

自分で気づいて

「スクールのために」と考えて行動してくれたことが

何より嬉しかったです。


サッカーが上手くなることはもちろん大切ですが

Grifo Labではこうした周囲への気づきや

自分から行動できる姿勢も大切にしています。

礼那斗、本当にありがとう。

おかげで良い状態のボールでトレーニングをすることができました。


もう一つ

今日選手たちに伝えたことがあります。

それは「矢印をどこに向けるか」ということです。


サッカーをしていれば

自分の思い通りにいかない日は必ずあります。

プレーが上手くいかない。

勝負に負ける。

思ったようにボールが来ない。

周りとプレーが噛み合わない。


そんな時ほど、矢印が自分以外に向きやすくなります。

「あの選手がこうしてくれなかった」

「パスが来なかった」

「相手が悪かった」

そうやって原因を外に求めることは簡単です。


でも、誰かに矢印を向けた瞬間

自分自身の成長は止まってしまいます。

なぜなら、自分以外の人間を自分の力で変えることはできないからです。


Grifo Labはチームではなく

選手一人ひとりが自分自身を成長させるためのスクールです。


だからこそ、ここに来た時は「自分がどうすればもっと上手くなれるのか」だけを考えてほしいと思っています。


上手くいかなかった時に

「誰が悪かったのか」ではなく

「自分に何ができたのか」。


ミスをした時に

「なぜこうなったんだ」ではなく

「次はどうすれば成功できるのか」。


常に自分へ矢印を向けることができれば

失敗も、負けも、上手くいかなかった時間も

すべて自分を成長させる材料に変えることができます。


スクールという環境をどう活用するかは自分次第です。

せっかく上手くなるために来ているのだから

誰かと比較したり

誰かに原因を求めたりするのではなく

自分自身の成長のために前向きに時間を使ってほしいと思います。


これからカテゴリーが上がれば

必ず自分より身体の大きい選手

自分より速い選手

そして自分より技術の高い選手とプレーすることになります。

その時に、力に任せたプレーしか持っていなければ

勝負できる可能性はどうしても小さくなってしまいます。


だからこそ、今のうちから「相手より強くなる」ことだけではなく

「相手をどう見て、どう逆を取るか」を考えられる選手になってほしい。


そして、上手くいかない時ほど自分に矢印を向け

「自分は何を変えられるのか」を考えられる選手になってほしいと思います。


個のポテンシャルを高めること。

技術を磨くこと。

頭を使って、その技術を最大化すること。

そして、自分自身と向き合い続けること。


サッカーの技術だけではなく

成長するための考え方も含めて、Grifo Labで身につけていきましょう。




Grifo Lab

河井

最新記事

すべて表示
どの時代であっても必要な要素

本日は横浜でスクールを行いました。 今日のテーマは【トランジション】。 攻撃から守備 守備から攻撃へ。 攻守が入れ替わった瞬間に どれだけ素早く頭と身体を切り替えられるか。 サッカーでは、ほんの一瞬の切り替えの差が その後のプレーを大きく左右します。 今日はその「切り替え」を意識しながらトレーニングを行いました。 W-UPではリズム感を養うトレーニングからスタートしました。 今年1月から1DAYス

 
 
 
何か難しいことに直面した時に

横浜でスクールを行いました。 今日のテーマは【1対1】。 相手との「間合い」「緩急」 そして「相手の重心の逆を取ること」にフォーカスしてトレーニングを行いました。 横浜校ではこれまで 相手がいない状況で自分自身の技術を高める スキルアップに特化したトレーニングを多く行ってきました。 ボールを扱う技術や身体の使い方など プレーの土台となる部分を徹底して身につけるためです。 そして最近、その土台となる

 
 
 
戦わなくてもいい状況を作る

今日は千葉でスクールを行いました。 トレーニングテーマは【運ぶドリブル】です。 今日の目的は 相手とフィジカルコンタクトをしながら強引に前進するのではなく 空いているスペースを見つけ 時には自分でスペースを作り出しながら 相手にボールを奪われない状態で前進していくことでした。 ドリブルというと どうしても「相手を抜く技術」に目が向きがちですが サッカーでは必ずしも相手を抜く必要はありません。 密集

 
 
 

コメント


bottom of page